2006年02月22日

親指シフトに関して私見

 元旦に親指シフトに関して書いたところ、意外に多くの方のアクセスを頂戴した。
 最近アクセスが減って寂しいというワケではないが、あれから周囲に親指シフトに関する誤解を感じることがあるため、そのことに関連して私見を。

・親指シフトは特殊な打ち方で、カルトまがいのように錯覚している人がいた。

 確かに特殊な打法である。信じられないことだが、その名の通り、何と左右の親指までも総動員して打つのだ。奇怪であることは否めない。
 しかしご期待に添えなくで申し訳ないがカルトではない。誰でも日本語を書くことができ、ちょっと根気のあるなら、修得できる。

 無論、自分も最初はローマ字入力を切り換えることに心理的な抵抗があった。
 ところがいざ入力になれてくると、その快適さに思わず笑いが込み上げてくるのだ。自分が思った次の瞬間、そのまま文字になって表示されているのだ。

 ローマ字打ちをしていた当時も、同様のことを感じていたが、今考えると、思考を表示された文面に合わせていただけであった。
 PCにそのまま脳裏を表示させているような、イメージである。

 信仰もなく、念力も必要なくラクに入力ができる。確かにこの言葉だけを捕らえれば、カルトと捕らえられても仕方ない。しかし親指シフト支持者同士がカルトのように結束しているとは思えないし、それが現状の普及率になっているのではないか。

・修得に大幅な時間がかかるため、ローマ字打ちになれてしまった人には不向きであるということも言われた。

 しかしこれは全くの逆。
 確かに個人差はあるだろうが、日々キーボードを使用する人が半年も経てば否応なく、慣れてしまう。

 ローマ字入力に慣れてしまっているからという理由で、親指シフトの倍の打数と時間、集中力を堅持しなければならないとすれば、嗜好の違いというべきだろう。効率性とは別の話だ。

 禁煙のストレスで、胃潰瘍になるから、健康のために煙草を吸い続けないといけないと主張するようなものだ。

 しかし逆に沢山文章を打たないし、ローマ字入力に慣れているという人には、おすすめできない。わざわざ覚える必要はないのではないか。

・専用キーボードは高いという警戒。

 これには騙された。事実高い。一番安いものでも、やっぱり高い。そのためわざわざ専用のキーボードを大枚はたいて購入した。

 それなのに何とフリーソフトで配信されているのだ。http://nicola.sunicom.co.jp/info3.html
 ここでダウンロードすれば、Windowsであれば、普通のキーボードを親指シフトキーボードとして使うことができる。

 ムカつく。俺の金返せ。誰かにそう訴えたくなるくらい、簡単に手に入ってしまう。手間だけで、値段が高くないから、本当にムカつく。いや大枚はたいて買ったことが、アホ臭くなる。ダウンロードはしないで。

・親指シフトは普及しないのではないかということも言われた。

 親指シフトユーザーに怒られるかもしれないが、これには賛成。
 普及していないし、これからもすべきではない。
 というのも個人的な虚栄心からだ。

 確かにローマ字入力を土砂降り打ちすることは一種のカタルシスがある。しかし親指シフトを使ってしまえば、アホ臭くてやってられない。

 圧倒的にローマ字入力の人が多いし、彼らの信念を無下にしたくないのと同時に、彼らより自分はラクしたい。

「君は親指シフトなる特殊技術を修得したから、沢山入力できるんだね」と言われたい。ラクして、しかもスゴく思われたい。誰もが簡単に親指シフトを使いこなすようになってしまっては、自分の馬脚が露わになってしまう。止めてくれ。

 しかし本当に効率的に入力をしたい願っている人は、是非上記のサイトからダウンロードすることをおすすめする。残業時間が大幅に縮小することと、快適さに微笑することは請け合う。逆にそれ以外の人はゆめゆめ触らないで欲しいというのが、個人的な願望。無責任なことをいうなら、もっと親指シフトが無駄であるかのように吹聴して回って欲しいくらい。

・結局どっちがいいのか。

 大量の文章を入力する必要がある場合は親指シフトが断然薦める。逆に対して沢山の日本語を入力しない人に対して、親指シフトの魅力を語るのはただの自慢話で偽善臭い。

 もっというなら、所詮入力装置のフォーマットの話ではないか。
 どっちでも都合のいいものを使えばいいのであって、他人がとやかくいうべきではない。ローマ字であろうが、かな打ちであろうが、親指シフトであろうが、好きなモノを採用すべきである。

 そう思っているから、どっちがいいかに熱心になることにも、あんまり共感できない。

 ただ個人的に日本語を入力するのに、自分は親指シフトが笑いが出るくらいの快適さを感じたという程度であって、それを望みもしない人に薦める気はさらさらない。ローマ字打ちこそ正統であると確信して譲らない人が、どれだけ苦労して入力しようが、知ったこっちゃない。

 所詮は入力方法なんだ。正統も邪道もない。ラクかそうでないか、好きか嫌いかの違いだけではないか。
 因みにhttp://nicola.sunicom.co.jp/compare.htmlを見て、自分でも親指シフトに切り換える一大決心(そうか?)をした。参考までに。
posted by 天狗丸 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、最近ブログを開設したものです。
私もローマ字からの「転向」組です。
「入力になれてくると、その快適さに思わず笑いが込み上げてくるのだ。自分が思った次の瞬間、そのまま文字になって表示されているのだ。」に私も全く同感です。私は「頭脳と指が同期したような、シンクロしたような」感覚になりました。ローマ字では決して味わうことのできないダイレクト感でした。

私のブログにもお寄りください。
Posted by oyaoya at 2006年07月16日 13:22
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Re: 君は“親指シフト”を知っているか?(@ひろき、魂のブログ)
Excerpt: 親指シフトがどの位使われているか、そして、使用者の多寡は親指シフトの過去と未来に
Weblog: 親指シフトウォッチ
Tracked: 2006-02-22 23:15